【書籍レビュー】若葉の宿 – 中村 理聖

入院中に読んだ本の2冊目です。

一冊目は改貌屋でした。



やはり入院中は時間的な余裕があったので好きなだけ本を読むことができました。

が、ブログの修正したりレビューしたりお腹が痛かったりでゆっくりできたかといえばNoですけどねw



が、自分の好きなことができるので有意義な時間でした。

入院するときはしっかりと前準備をして望みましょうw




…入院を勧めるわけではないのですがw
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今回読んだ本と選んだ理由

さて今回読んだ本はこちら!

若葉の宿です。



病室のライティングがいいのか写真がかなり綺麗に撮れました。



満足度が高いw




こういう写真が撮れると撮影ボックスが欲しくなりますよねw

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さて表紙はかなり柔らかい印象です。

この本を選んだ理由まさにこの表紙です。


もう1冊が「改貌屋」という思いっきり入院時に読む小説として思いっきりふさわしくないものを選んだので、もう片方は落ち着いた話っぽい表紙のものを選びました。


表紙が穏やかそうであれば多分話も穏やかだろうという浅はかな目論見のもとでw
…でもよくよく見たら、表紙の目つきが柔和な印象ではないかもw

簡単な本の紹介

京都の町家旅館を舞台にした話です。

そもそも町家旅館という京都の宿泊施設があるというのを初めて知りました。




古風で日本の古き良きなんとやらといった感じでしょうか。

確かに京都にはそんなイメージがありますからね。


主人公は町家旅館で生まれた21歳の仲居さん(若葉)。
若葉は自分に自信がないというか常に謙虚な姿勢で、周りの人をイライラさせてしまったり、怒らせてしまったり。


自分が生まれた町家旅館以外でも、近くの町家旅館で働く毎日で、ちょこちょこイベントも発生します。
ゆっくりですが、日々成長していく若葉の様子などが描かれています。


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感想

話の流れとしてはネタバレになるのであまり書けないのですが、


全体を通してめちゃくちゃ在りがちな王道パターンがいっぱいある!



と感じながら読んでいましたw


導入部はよくわからない状態で話が進むなぁとか、京都のしきたりがよくわからないからか読みづらいなぁと感じました。

しかし、丁寧に書かれており、主人公の気持ちの変化などがわかりやすく書いてあり話に入り込むことができました。




終わり方はハッピーエンドなのですが、どこかで読んだことやどこかで目にしたことのあるような終わり方かなぁと感じました。

総評

いつもの総評です。

読みやすさ:★★★★
ボリューム:★★★★
同一著者の作品を読みたい度:★★★
総合評価:★★★


総合評価は★3つです!

ゆったり話が進んで、主人公の揺れ動く感情などをうまく表現してあり読みやすいと感じました。

ボリューム感も良かったのかもしれません。


が、あまりに王道っぽいパターンが多すぎて既視感がちょっと強いと感じました。

もっとオリジナリティというか、びっくりするような展開があってもよかったのかと思いました。

びっくりするような展開だとガラっと印象が変わってしまいそうですけどねw

この本をオススメしたい人

最後にこの本をオススメしたい人。
  • ゆったりとした読書時間を過ごしたい人
  • 京都の仲居さんの青春小説を読みたい人
大きな山場というのがあまり感じることができない小説なので、ゆったりとした読書時間を過ごしたい人にはお勧めできるかもしれません。

ただ、私自身探偵ものやラノベといったかなり展開の激しい小説を読んでいるので、思ったよりゆったりしていると感じない人もいるかもしれませんがw



あとは京都の雰囲気を味わいたい人ですね。

私自身京都は旅行で2回ほど行っていますが、この小説のような宿には宿泊したことがありません。

次に京都に旅行に行く際は、この小説に出てくるような旅館に泊まってみたいものです。

気になる人は手にとって見てくださいね。

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