今までの書評の通り、自分では結構様々な分野の本を読んでいるなと感じています。読み返してみても全然アウトプットが上手になっていないというのは問題ですけども…。
中々時間がかかりそうなものや重いものは手付かず状態にあります(´・ω・`)
今回もサラッと読めそうなものから選びました。
今回読んだ本と選んだ理由
今回読んだ本はこちら!オケ老人です。
選んだ理由はありきたりですが、テレビCMを偶然見たからです。
何のCMかと言うと、映画公開するよ! というCMです。
CMではかなりざっくりな内容とタイトルを聞いて読みたいと思いました。
なにより、タイトルの付け方がずるいw
どんな話の展開になっていくのかなというのが楽しみで読むことにしました。
実は、オケ老人ではなく、最初はこちらを読もうと思っていました。
多分今後読むとは思いますが、オケ老人のCMを見たことでやっぱりこっち読もう! といった感じで選びました。
簡単な本の紹介
これタイトルの付け方がうまくなんとなく想像できるところがイイですね。オケ老人のオケとは、オーケストラです。絶対にボケ老人をもじったタイトルだと思いますがw
始まりは、主人公がオーケストラを聞くところから始まります。
そのオーケストラに参加しようとした主人公が連絡をしたのですが、、間違えて同じような名前のオーケストラに入ってしまいます。
その間違えて参加してしまったオーケストラ団が老人ばかりのオーケストラ団だったというお話。
映画での主人公は女性なのですが、原作の本では男性(学校の先生)です。
その主人公視点で話が進んでいきます。
入った老人ばかりのオーケストラ団はこの男性が入ることによって大きく変わります。
その変わっていく様子を楽しむと言った感じでしょうか。
同時に、オーケストラ団の話とは全く別の話が並行して進んでいきます。
その話は途中までは全く関係ないように進んでいくのですが、途中でくっつきます。
最初読んでいるとき全く意味がわからなかったのですが、ある程度進んでくるとオーケストラ団の話との関係性が少しずつ分かってきます。
さて、読んだ感想はというと…
感想
とりあえず読み終えたときに最初に感じたことは…読みづらい!上にも書いたように、オーケストラ団の話と全く異なる話が同時に進んでいきます。
ページでいうと、2ページ毎に全く異なる話が切り替わる感じです。
大体中盤から後半にかけてやっと2つの話がつながることがわかるのですが、それまでは正直なところ話がこちゃごちゃになってわかりづらい(´・ω・`)
なので序盤は正直読み進めづらく、全部読もうか悩んだくらいw
一応全部読みましたけどねw
その飛び飛びな構成になっていたこともあり、中々主人公や登場人物に感情移入ができませんでした(´・ω・`)
総評
さて総評です!読みやすさ:★★
ボリューム:★★★
同一著者の作品を読みたい度:★★★★
総合評価:★★★
読みやすさですが…上にも書いたように同時に2つの話が進みながら進行していくので読みづらいです。
また、音楽用語っぽいのが所々で出てくるのもあってちょっと読みづらいかなと感じました。
なので読むのにいつもよりも時間がかかってしまいました。。。
ボリュームは少し読むのが遅かったせいか多く感じましたが、ストーリーとしてはそこまで大どんでん返しなどはないのであっさりした話だったなぁと読み終えてからは感じました。
内容に関してもぶっちゃけ…予想ができる域でした…。
もっとびっくりするような展開でもよかったかなと思いました。
ただ、話の題材自体がおもしろいので同じ作者の作品は読んでみたいと思いました。
中々老人とオーケストラの組み合わせって思い浮かばないですよね。新しい発想の話はやっぱり読みたくなるものです。
ただ、、、読みづらいのが本当に残念。
多分、映画であれば面白そうなところのピックアップと、並列で進んだストーリーも見やすくなっているのかなと思います。
本を手に取るとわかるのですが、各ページの下部に凝ったデザインがされていました。
パラパラ漫画かなとも思ったのですがそうでもなかったですw
この本をオススメしたい人
- 映画を見る前に先に本を読みたい人
- 老人とオーケストラの組み合わせでどのような話になるのか知りたい人
- 現実にありそうでない物語を読みたい人
映画を見る前に先に予習しておこう! という人は読んだほうがいいと思います。
後はとにかくタイトルが気になっちゃった人w
これに尽きますw
2つの話が並行してると書きましたが、場面が変わるときには記号があるのでパラレル処理できる脳みそがあれば読み応えがあるかもw
気になる方は読んでみてくださいね!