書籍レビューを書いていない時代に、応用情報処理技術者の資格を取得しました。
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しっかりと年齢を重ねていますね。。
さて、このときは2冊ほど購入して勉強した記憶がありますが、基本的には通勤時にネットで勉強した記憶があります。
その時以来ガッツリとした勉強・業務の本は初の購入かもしれませんw
この本を購入したのは2019年6月です。
今回読んだ本と選んだ理由
というわけで今回読んだ本はこちら!「インフラ/ネットワークエンジニアのためのネットワーク技術&設計入門 第2版」。
実はずっと読みたかった本ではあったのですが、第2版がでるということで待っていました。
ではなんでこの本を選んだのか。
もともとネットワーク周りはそれなりに知識があると思っているのですが、「小さな会社の中では詳しい」というところから脱却してもっと一般的に見たときに詳しくなりたいという思いがあったからです。
…という理由も含まれてますが、私の派遣先がネットワーク設計についても知識が求められるかもしれないからというところが本音ですw
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やっぱりこういった技術書はお高めですね。
簡単な本の紹介
まずはAmazonからの引用。2万4000部突破のベストセラーが5年ぶりの改訂!この本、2万4000部という技術本としては驚異的に売れた本です。
VLAN設計、アドレス設計、冗長化、仮想化などなど、オンプレミスなサーバサイトのネットワーク構築に必要な基礎技術と設計のポイントを、実際の構成例をもとに400超の図を用いて徹底解説。
第2版では、第1版の内容に加え、昨今のネットワークトラフィックの加速度的な増加によって新たに必要になってきた高化設計や最適化設計、そしてそれらの現実についても説明していきます。クラウドとオンプレミスの共存環境が進む中にあっても、ネットワークにかかわるすべてのエンジニアの実務に耐えうる一冊です!
<主な改訂内容>
・ネットワークを高速化する技術(2.5G/5GBASE-T、10GBASE、40GBASE、100GBASE)
・サーバ/ネットワーク仮想化を前提とした設計手法
・解説全体をよりわかりやすくブラッシュアップ
・ネットワーク設計と構築についての新しいノウハウを随所に追加
・代表的な製品名などの情報を追加
技術本でよく売れるのはオライリーシリーズのみかと思ってましたが、こういった技術特化の本でも需要があれば売れるんですね。 ちなみに「マスタリングTCP/IP 入門編」はシステムエンジニアになる新社会人必須の本なので、読んでおくとネットワークの基礎的なところは理解できるのでおすすめです。
さて、今回購入したNWエンジニア向けの本ですが、実際の構築例に沿って記載されているので、設計書を書くのに非常に役に立ちます。
ネットワークについても日々さらに進化していっていることもあり、5年前の情報では古いかもしれないと思い改訂版を待ってから購入することにしました。
感想
正直、初心者向けではないと感じました。応用情報処理技術者を持っていますが、ネットワーク周りの知識がないと読み解いていくのが厳しく、NWのレベルだけで言えば、応用情報レベルのみでは少し厳しいのかなと。
私自身は社内ネットワークの管理をしていたり、実務としてもネットワーク関連の仕事をしており、またサーバーについても構築・管理・運用をしていたことからすんなりとイメージが湧きました。
が、ところどころわからない言葉が出てきて調べ直しましたけどね(´・ω・`)
こういうところで、自分があまり経験したことがないことや、企業内で自分が一番理解しているような中小企業だと得られない知識なのかなと感じました。
また業務としてネットワーク設計未経験者として読んで感じたことは、注意すべき点とかが図を多く使って説明されていたので想像しながら読むことができました。
実務をする2週間ほど前から読み込んでいましたが、この1冊でネットワーク設計業務の流れ、目的、考え方など前知識として吸収することができました。
総評
読みやすさ:★★★★ボリューム:★★★★★
同一著者の作品を読みたい度:★★★★★
総合評価:★★★★★
★5つ!
図が多くて読みやすいのですが、、、結構難しい。
ただ、読み解くのに時間がかかるだけでしっかりと読み込むことで理解が進んでいく感触を得ることができました。
設計構築は様々なパターンがあり得るので全く同じ環境というものは存在しないのですが、そういったときにも困らないような考え方、検討方法が書いてあるので今後においてもとても参考になるのかなと感じました。
この本をオススメしたい人
- 「ネットワーク設計とは」を知りたい人
- 中小企業の技術書購入として
ただ、ある程度知識が必要となってくるので完全なる初心者が読み始めるのは厳しいかなと思いました。
エンジニアとしてある程度経験を積んだ人、または、NWの知識においてある程度自身のある人が読むとスムーズに内容が入ってくるのかなと感じました。
次は中小企業の技術書として購入してもらいたいなと思います。
中小企業でもインフラを引いていない会社はないと思いますが、自社のNWが本当にデファクトスタンダードに近いかたちで実現されているのか、また、新しくNW環境を作成する際の設計にも役に立つと思います。
正直なところ、、これが理解できればNW設計者としては十分なのではないかなと感じました。
非常におすすめの本ですので、是非購入してマスターしてくださいね!