【書籍レビュー】任侠シリーズ( 任侠書房 / 任侠学園 / 任侠病院 ) – 今野敏

私が小説に求めるものの1つに「非現実性」があります。

もちろん、現実に近い小説も楽しいと思うのですが、「非現実性」を描いた作品の方がより楽しく読むことができます。



任侠。私にとっては完全に非現実の世界です。



今回はそんな任侠シリーズを読みました。
3冊読みましたが、夏休み中に一気読みしました!




…夏休み中。。



もう冬間近ですわw
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今回読んだ本と選んだ理由

今回読んだ本はこの3冊!
  • 任侠書房
  • 任侠学園
  • 任侠病院
です。
今野敏さんによる任侠シリーズです。

以前Amazonプライムで見た「侠飯~おとこめし~」は全く関係ありませんw




これは何が理由で知ったかはあまり記憶がないです(´・ω・`)

多分、任侠という言葉に引っかかって読んでみようと思ったのが最初だったような…


任侠飯で初めて任侠という言葉を知ったというくらい私には馴染みがない言葉でしたw


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簡単な本の紹介

タイトルから予想できるかもしれませんが、任侠(ヤクザ)の方々が書房、学園、病院を経営する話です。

正直なところヤクザの人たちが普段どんなふうに生活しているのかあまり想像できないのですが、現実と少し似通った部分があるのかなと思いました。

ただ、登場するヤクザが読んでいて気分の悪くなるものではなく、言い方が変ですが優しいヤクザですw


優しいというか、義理、人情、筋を通しつつ話が進んでいきます。


ほぼほぼ暴力は出てこず、また文章も非常に読みやすいです。

感想

あらすじというか…話の展開がどれも同じなのでなぜか安心して読むことができますw
どれも同じとか…ひねりが無いと思うかもしれませんがw

一つだけ違いましたが、、、まぁ似たようなものですw


経営をする何かトラブルが発生するスカッとトラブル解決するといった王道の流れ。
トラブル解決もほとんど暴力的な内容は出てこず、なんやかんやでスムーズにことが運んでいきます。


この3冊ともにスッキリとした終わり方をする本でした。
クライマックスが突然訪れること、かなりあっさりとした感じで終わりを迎えますが、結果的にはスッキリと終わってくれるから好きな終わり方だなと感じました。




総評

総評です!

読みやすさ:★★★★★
ボリューム:★★★★★
同一著者の作品を読みたい度:★★★★★
総合評価:★★★★


総合評価は★5です!



今野敏さん初めて知ったのですが、今回読んだ任侠シリーズは楽しく読むことができました。
読む人によっては話の展開がどれも同じで単調! と思うかもしれませんが、私としては安心して読むことができますw


登場人物も多くなく、任侠病院に関しては最初のページに登場人物の紹介もあります。
また、3冊とも小説の中にそれぞれのパーソナリティの説明が入るのですが似たような説明ですw


なので、このシリーズを順番に読んでいく必要もないのですが、時々、前のシリーズの話が出てくるので読んでおいたほうが楽しく読むことができます。


話の流れから人物や背景の描写が読みやすく、 今野敏さんの文章は私にあっていると感じました。

今野敏さんの著書をこれからも読んでいこうと思う本でした。

ボリュームは長すぎず短すぎずでちょうどいいと感じました。

この本をオススメしたい人

この小説をオススメしたい人はというと…
  • スッキリした終わり方をする小説を読みたい人
  • 任侠&義理人情の小説を読みたい人
終わり方がスッキリです。


しかもクライマックスは数ページで終わるというあっさりっぷりw

でもそれが逆にイイんですよね。
終わり方もわかりやすいのですが、その先の話を読んでみたいという気にもさせられます。


また、任侠ものですが義理人情の小説を読みたい人。

ゴリゴリの義理人情は出てこないのですが、所々に感じることができます。


下にある順番に読んでいくといいですよ!

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気になる人は是非読んでみてくださいね!

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