今回読んだ本
私は自分でいうのもあれですが知的好奇心がある方だと思っています。結構多岐にわたって知りたいなと思うことが多いです。そんな時にインターネットは常々便利だなと感じています。子供の頃からインターネットが使えたら便利だなぁと思ったりもしますが、大人になってから色々と知りたいことが増えたのでなんとも言えませんw 子供の頃にインターネットが自由に使える環境だったらもっと別のことに使ってそうですがw
というわけで今回読んだ本は自分が全く関係ないジャンルの本です。
「女子高生ちえのMBA日記-社長だもん、もっと勉強しなきゃ!!」です。
なぜこの本を選んだか
少し前に「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら 」が流行った時期がありました。これは会社の人が購入していたので借りて軽く読んだ記憶があります。
同じ著者が似たような本を出したのも記憶に新しいです。
これもいずれ読んでみようと思っています。
いわゆる、完全専門外の人が経済、経営に使われる手法を使い、自分の生活に合わせて実行するといった内容のものです。
今回の「女子高生ちえのMBA日記」も同じ匂いをパッケージから感じましたw 私自身は萌え系の絵はあまり好みではないんですけどね…。
そして私自身は、MBAが何かということを言葉としてしか意味を知りません。
手にとって中を見てみると、小難しいことはあまり書いていないことがわかったので読んでみようと思ったのです。
あわよくば、MBAが何かというものが表面上だけでもわかればいいなと思い選びました。
簡単な本の紹介
シリーズ化している作品のうち一つです。
手にした時はこのことを知らなかったのですが、前に出版されたシリーズを読まなくても読むことができます。
主人公の女子高生ちえが会社の経営に奮闘するストーリーです。
ところどころで経済の専門用語が出てくるのですがそれをストーリーに沿って解説を入れながら物語が進んでいきます。
物語は、ちえがビジネススクールに通って、経営の知識を身につけながら実際にちえが経営する会社に役立てていくさまや、
主力商品のリコールの対処として、ビジネススクールで学んだことを生かしつつ解決していく様を描いています。
感想
専門用語を全面に押し出して解説メインというわけではなく、ストーリーがしっかりと描かれているため、頭にすーっと入ってくるなと感じました。というより、基本的に解決に向かっていくストーリーが多いので気負いせず読むことが出来ます。
また、
経営者が読んだほうがいいと感じる本のタイトルですが、内容が平易なので誰が読んでも読みやすいと感じました。逆に言うと、経営者はこれでは不十分だとも感じました。私のように経営に全く関与していない人が読んで楽しめることを目指して書かれたものだと想像しました。そしてこれで興味を持ったらもっと難易度の高いものを読んでいけるような入り口の本かなと感じました。いわゆる入門書といったところです。
ページ数も200ページと非常に軽く、会話文も随所に出てくるので、ビジネス/経済の本としては非常に読みやすいです。
章も細かく区切られており、一つの章はものの10分程度で読むことができます。また、章ごとに少しではあるのですが説明も書いてあります。
総評
読みやすさ:★★★★★
ボリューム:★★
同一著者の作品を読みたい度:★★★★
総合評価:★★★★
総合評価は★4つです!!
楽しくざーっと読め、さらに知識も増えるというバッチリな感じです。私自身MBA関連の本を読んだのは初めてだったのですが、とても楽しく読むことが出来ました。
これを読んで他のシリーズも読みたい! と思うほどでした。
じゃあなぜ★5じゃないか。それは…簡単に読める分ちょっとボリュームに欠けます。しかし、逆にそれが丁度いいとも感じました。実際、、、私自身はエンジニアであって経営者ではないですからねw
この本をオススメしたい人
- 経営のことを少し知っておきたい人
- 会社や経営の仕組みを知りたいと思っている学生(中高生向けかな)
- ラノベを読みたい人
経営のことを少し知っておきたい人というか…会社の経営者と少しでも対等に話せるように簡単な知識をつけておきたい人といったほうがいいでしょうかw この本自体もあまり難しいことを書いてあるわけではないので、経営者といざ話すときに専門用語(コアコンピタンスとかSWOT分析)を使っても嫌味に聞こえないと思います。
また、会社について知りたい学生というのはまだ一度も働いたことない人です。
また、私のように、MBAという言葉しか知らないという人もおすすめできそうです。結構さくっとよめてしまうので、普段あまり読書をしていない人にもおすすめの本です。一度読んでみてくださいね!!