なのにその時間をうまく使えていないという残念な感じですが(´・ω・`)
どうしても優先度的に本を読むというのが低くなってしまう現状…子供の遊ぶ時間が多いのが理由かもしれないんですけどねw
今回読んだ本と選んだ理由
そんな中、今回は少しボリューミーなものを選びました。満願。
かなり有名な作品らしいので一度読んでおきたいなと思ったのが一番の理由です。
有名な理由は、様々な賞を受賞しているからだと思います。
第27回 山本周五郎賞(新潮社)受賞 第151回 直木三十五賞(文藝春秋)候補 ミステリが読みたい! 2015年版 国内編』(早川書房)1位 週刊文春ミステリーベスト10 2014 国内部門』(文藝春秋)1位 このミステリーがすごい! 2015年版 国内編』(宝島社)1位 第12回 本屋大賞(NPO法人 本屋大賞実行委員会)7位正直初めて聞く賞が多いのが事実です(´・ω・`)
へぇ~~そんな賞があるんだなぁといった感じです。しかも1位ばかり!
簡単な本の紹介
短編が6本書かれています。最初見た時はボリューミーだという感想を持ったのですが、短編が6本と考えるとそこまででもないかなというのが感想です。
その6本は以下です。
- 夜警
- 死人宿
- 柘榴
- 万灯
- 関守
- 満願
著者の米澤 穂信さんも初めて知りました。
我ながら無知すぎて泣けます(´・ω・`)
感想
さて、バッチリ読みました。結果、面白くて2日で読み切ってしましました!大体、4時間程度です。
さすが短編集だけあってすべて毛色の違うストーリーでした。ただ、推理小説という感じとは少し違う印象で、少しホラーに近いような印象を受けました。
個人的に好きな話だったのは、「死人宿」と「関守」でした。どちらもホラー要素が少し含まれていました。
短い話のなかでうまく伏線を張っていってしっかりと回収していくなぁという印象を持ちました。
ただやはり好みではない話もありました。それは「柘榴」です。一般的に嫌ミスとよばれるジャンルの内容で、個人的にはあまり合いませんでした…。
すべてを通して思ったのは、タイトルの付け方が秀逸ということです。話の前半を呼んだ程度ではなぜそのタイトルにしたのかわからないのですが、読み終えると納得するようなタイトルの付け方をしていると感じました。
最後に少し不満を言うと、やはり短い話が多いことから登場人物が少なかったり、複雑な話がかけないために、呼んでいる途中で犯人がわかってしまうところが残念でした。
が、丁寧に回収する分、がっかり感は低いです。
総評
さて総評です!読みやすさ:★★★★
ボリューム:★★★★★
同一著者の作品を読みたい度:★★★★
総合評価:★★★★
読みやすさは情景や背景が想像出来て読みやすい印象です。短編でここまで想像できるということはさすがと感じました。
ボリュームは短編なのであまりないのですが、中身が凝縮されているので、いい意味で読み終えた時に疲れます。最初の方に2日で読み終えたと書きましたが、もし短編が3個程度であれば1日で読みきれちゃったかもしれません。
同一作者の作品の読みたさという点で★4つなのですが、それは私自身あまり好きではないジャンルの作品だったら嫌だなと言う意味からです。 なので、次に読むときには前もって評判を調べてから読む予定です。
この本をオススメしたい人
- 有名所の本に目を通しておきたい人
- 少しホラー寄りのミステリーが好きな人
- サクッと推理小説が読みたい人
本自体は分厚いですが、短編なので時間が無い人も1話であれば思ったよりも早く読み終えます。
私のような推理小説初心者にも読みやすい本じゃないかと感じました。
ぜひ読んでみてくださいね!